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2005/03/09

つかさんと挿入歌

s-tsurumizu
今週末につかこうへいさんの舞台「熱海殺人事件 平壌から来た女刑事」を観に行く予定にしています。つかさんの魅力のひとつとして、まずは独特なミーハー受け狙いのような音楽の使い方にあると思います。最近はメジャーな曲よりも少しマイナーな曲を選ぶことが多くなり、ミーハー好きにはちょっと残念ですが、挿入歌で舞台を盛り上げるパターンはいつものことです。記憶に残る挿入歌と言えば、ロマンスで流れた「ヤングマン」はインパクトがありました。ウォーターボーイズの先を行くダンスと曲のシンクロは、つかさんならではの演出でした。あとは前にも触れましたが、最近の「熱海」の最高傑作「売春捜査官」の「いとしさとせつなさと心強さと」も強烈でした。あの時のデュエットは歴代の挿入歌の中でもトップクラスだと思います。由見さんと吉田君のコンビ最高でした。インパクトと言えば、これも以前に書きましたが、やっぱりオリジナル曲の「パラダイス」でしょうか。「飛龍伝」で流れるこの曲に合わせてのダンスもつか劇団お得意の見せ所です。
さて、つかさんと言えば「熱海殺人事件」。「熱海殺人事件」と言えば、やっぱりオープニングの「白鳥の湖」です。暗闇の中に鳴り響く電話のベルとこの名曲がかかる度に背筋が寒くなります。また、つかさんの世界に引き込まれるんだという期待感は「白鳥の湖」から始まります。そして、「パピヨンのテーマ」が流れるシーンでは、淀川長治さんが解説していた頃の日曜洋画劇場のエンディングテーマが流れてきた時と同じくらいせつなくなります。最近の「熱海」は、時流を風刺した複雑なストーリー展開と速射砲のようなセリフ回しに観客が取り残されてしまうような印象を受ける時もありますが、根底に流れる「愛する人へのやさしさ」は、やっぱり「熱海」の変わらない良さだと思います。今回の「熱海」でも、せつなく感動させてもらいましょう。
追伸、紀伊国屋ホールと言えば、ストリッパー物語でつかさんの舞台にたった鶴水ルイちゃんはどうしているのでしょうか?もう一度「鶴水スペシャル」でルイちゃんの切れのある踊りが見たいな~彼女の可能性に期待してたのに・・・でも、「ルイルイダンス」と言えば、往年の青春スター太川陽介さんでしょうね。

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