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2005/01/25

1973年のピンボール

murakimiharuki会社に入って、毎日飲んだくれていた時、本屋で目にした薄い黄色い背表紙の文庫本「1973年のピンボール」。それが村上春樹さんとの出会いだった 。今まで感じたことがないような感傷的な気分にさせられた。ゲームセンターでピンボールをしてもそんなに得点を上げたこともなくて、何がどう共感したのかわからなかったが、すぐに「風の歌を聴け」を読んでいた。本当は順番が逆だったのだけれど、そんなことはどうでも良かった。とにかく、その時から村上春樹さんにハマッてしまった。「羊をめぐる冒険」を読んだ時にはハルキワールドの住人になっていた。      作家の世界に入ったのは星新一さん以来だった。羊に描かれてあった星印が何かの縁だったかも知れないが、密かにハルキワールドの住人はマニアックなファンになりつつあった。そしてしばらく経つと、巷では「ノルウェイの森」が大ベストセラーになっていた。へそ曲がりのファンとしては、一時期ハルキワールドから足を洗っていたのだが、さすがに耐えられず、禁断症状のように新しい作品がでる度に、読み漁るようになっていた。     そう、ハルキワールドの主人公は仕事に追われることがないのである。ビールを飲んで、スパゲティーを作り、旅に出るといった調子で現実感がまったくない。そんな世界に憧れたのかも知れないし、現実逃避をしていたのかも知れない。でも、とにかく鼠の生き方に共感を持っていたことは事実だった。さりげなく、Jay’s Barのカウンターに座ってみたかった。       村上春樹さんも今では人気作家になってしまったが、その分だけハルキワールドの個性が薄くなってしまった気がするけれど、「スプートニクの恋人」では初期の作品と同じくらい泣いてしまった。すっかり影響を受けて、同じ世界で同じ月を見ることだけで幸せと感じるようになったのだが、最近は月を見る余裕もない今日この頃である。羊を探す旅に出ようかな~とりあえず、窓を開けて冬の星座を眺めてみよう。                     追伸、今夜は珍しく外食だった。そして、明日も外食の予定。

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コメント

ギンタロウさん
そうです。『HAL9000_2001』のHAL9000は、
2001年宇宙の旅の、あのHALです。
最近、ブログやWEBで「HAL」使っている人が多くて困っています。
キューブリックは、大好きです。
時計仕掛けのオレンジは、いまでも斬新に思えます。
フルメタル・ジャケットの臨場感や恐怖感あふれるワンカットでの撮影も見事ですね。
僕は、ストーリーもさることながら、映像美に共感しています。

投稿: HAL9000 | 2005/05/27 22:02

ギンタロウさん
お久しぶりです。
コメント&TBありがとうございます。
「Jay's Bar」の影響を受けてなのか、
巷にも同じな名前のBARが何軒か出来てたのを
覚えています。
私のHPも影響を受けて「HAL'S BAR」です。

投稿: HAL9000 | 2005/05/21 10:51

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» 村上春樹 [HAL's BLOG]
作家片山恭一の小説「世界の中心で、愛をさけぶ」(小学館)の発行部数が 村上春樹の「ノルウェイの森」(講談社)を抜き、過去最多部数を記録し、 映画も大ヒットした。 小生の青春時代は、「ノルウェイの森」が大ヒットし、社会現象となった。 今では、ロシアや中国、アメリカなど海外でも、村上の小説やエッセイが人気らしい。 ・ノルウェイの森 ・羊をめぐる冒険 ・風の歌を聴け ・ダンスダンスダンス ・1973年のピンボ�... [続きを読む]

受信: 2005/05/27 22:01

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