金の宇野 銀の宇野

夜景の見えるレストランの続編です。
ある日、宇野がおでこに球を当てて池に落として嘆いていると、勝利の女神が現れて池に潜り、金の球を拾ってきました。そして、宇野に落としたのはこの金の球かと尋ねました。宇野が正直に「違う」と答えると、次に銀の球を拾ってきましたが、宇野はそれも違うと答えました。最後に落とした球を拾ってくると、宇野はそれが自分のエラーした球と答えました。
勝利の女神は宇野のどえりゃあ（どエラー）正直な態度に感心して、三つの球をすべて宇野に与えたのでした。
この｢金の宇野　銀の宇野」の話からゴールデングラブ賞には金の球が添えられているのですが、宇野自身は勝利の女神から金の球をもらっているので、ゴールデングラブの受賞はありません。
後半へとつづく｡｡｡

それを知った星野仙一は、わざと宇野を池に落としました。勝利の女神が金の宇野を拾って同じように尋ねると、星野はグラブと叩きつけて「違う」と答えました。次に銀の宇野を拾ってきましたが、星野はそれも違うと答えました。最後におでこにボールの当たった跡がついている宇野を拾ってくると「そいつはクズの宇野だ！」と罵りました。勝利の女神は呆れてクズの宇野を池に沈めて消え去りました。
恥知らずな星野のひとことで金の宇野と銀の宇野を失うとともに、クズの宇野は落球しただけで命も落としたのでした。（オリンピック大丈夫かな～）
のちに落合がこの池の底から偶然宇野を引き上げて、コーチとして甦らせた話が有名な「落球（ラッキー）伝説」です。