ドラゴンズの3連勝は、新人投手・中田と心中した形で叶わなかったが、ベイスターズ牛島新監督にとってはシーズン初勝利となった。落合監督と牛島監督の因縁の対決ムードを煽るスポーツ新聞もあったが、ふたりに限ってそんな過去のことを監督になってまで引きずっているとは思えないのであった。
牛島和彦と言えば、ドラゴンズブルーの似合うピッチャーだった。それが今ではベイスターズの青いユニフォームを着ている。野球界と言うのは時に冷酷な関係を作り出してしまう。本当のことを言えば、現役時代は落合よりも牛島の方が好きだった。孝政の後継者として、リリーフエースの座に君臨したピッチャー牛島が好きだった。
でも、今ではそんなことを言ってられない関係だ。ベイスターズの攻撃陣は金城、佐伯、古木、多村と楽しみな選手が多いのだが、投手陣は悲惨である。牛島監督の手腕の見せ所だろうが、かなり厳しいシーズンになるだろう。
それでも、ドラゴンズに勝って初勝利を得たことは牛島監督にとってはうれしい限りだろう。角界で言えば「恩返し」である。これから試練が続くと思うが、現役時代と同じようなクレバーな采配を見せてもらいたい。
さて、ドラゴンズ。開幕から20連勝は夢となってしまったが、ヤクルト戦では3タテをめざしてもらいたい。荒木と福留の調子が上向けば、ピッチャーも楽になり、今日も楽勝だったと思うのだが、気持ちを切り替えてもう1度スタートダッシュです。
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